「美容師が本気で選んだ“本当にいいヘアケア”。お客様に伝えたくてnote始めました。」|salon select.(サロン・セレクト)
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【“沈黙”も、信頼のひとつ】
美容室の時間=会話、と思われがちだけど、
実は「何も話さない時間」も、すごく大切だったりします。
もちろん、楽しくお話しするのも好き。
初めてのお客様との会話で距離が縮まったり、
いつものお客様と近況を話す時間は、私にとっても元気の素。
でもときどき、「今日は話さずにゆっくりしたいな」
そんな空気を感じることもあります。
疲れている日、ぼーっとしたい日、考えごとをしている日。
私自身にもそんな時間があるように、お客様にもありますよね。
無理に話さず、ただ手を動かしながら静かに流れる時間。
その沈黙の中に、安心や信頼がある気がしています。
美容室って、髪だけじゃなく、心も整える場所。
そう思うからこそ、どんな空気の中でも
「ここに来てよかった」と思ってもらえるようにしたい。
今日も、そんな空気を大切にしながら過ごしています。
【“らしさ”を引き出すヘアデザイン】
美容師としてのやりがいを感じる瞬間のひとつが、
お客様の“らしさ”がふっと現れる瞬間。
たとえば、初めてのご来店でまだ少し緊張されているとき。
カウンセリングの中で、髪の悩みやなりたい雰囲気を
ぽつぽつと話してくださるうちに、
だんだんとその方の「好き」や「こだわり」が見えてきます。
その“らしさ”がヘアスタイルに反映されたとき、
鏡の前でパッと表情が明るくなるのを見ると、
ああ、この仕事やっててよかったなって思います。
似合う、だけじゃなくて、
“今の気分”や“その人らしさ”をどう表現するか。
それはたぶん、言葉よりも空気感や雰囲気から感じとるもの。
毎日違うお客様と向き合うたびに、
感覚を研ぎ澄ませていたいなと思っています。
その人の魅力がふわっと花開くような、
そんなスタイル作りを、これからも大切にしていきたいです。
【小さな変化が、大きな気分転換に】
たとえば、前髪を少しだけ短くする。
いつものカラーを、ほんのりトーンアップする。
そんな“ちょっとした変化”が、思っている以上に大きな気分転換になることがあります。
先日いらっしゃったお客様も、
「なんとなく前髪を切ってみたいです」と一言。
少し迷いながらのオーダーでしたが、
仕上がったあと鏡を見て、ふわっと笑顔に。
「すごく新鮮ですね。気分が変わる!」
そんな言葉を聞くたびに、美容の持つ力を感じます。
大きなイメチェンじゃなくてもいい。
ほんの少しの変化で、その日の気持ちや表情が明るくなることもあるんですよね。
髪は、気持ちに直結するもの。
だからこそ、私たち美容師は、技術だけじゃなく
“その人の今の気分”にも敏感でいたいなと思います。
今日も、小さな変化が誰かの心を軽くできますように
に。